ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは

 ケミカルピーリングとは皮膚に化学物質を塗布し、その作用により皮膚の角層や表皮を一定の深さで剥離させることです。その作用を利用してニキビや色素斑の治療を行います。
医療機関で行うピーリングとは

 最近はピーリング剤入りの石鹸や化粧水もあり、これらを使用することもピーリングに相当します。これらは角層の一部を剥離させるものです。医療機関で行うピーリングは通常もう少し強く角質除去だけでなく表皮細胞なども除去することも可能です。この違いはピーリングに使用する薬剤の濃度やPHを変えることにより作用する深さが変わるために生じます。目的に応じて使用する酸の種類、濃度、PHや作用時間を変えることによりできるだけ有効なピーリングを行うようにこころがけています。
グリコール酸によるピーリング

 ピール剤として使用されているのはグリコール酸、サリチル酸、トリクロール酢酸や(天然)乳酸などですが、現在わが国ではグリコール酸によるピーリングが主として行われています。グリコール酸の作用はピーリングだけではなく表皮再生の促進、角層の菲薄化、真皮の肥厚、脱色、毛孔収縮や血管壁強化などがあげられています。したがって治療の適応となるものも多く、ニキビ、コジワ、色素沈着や毛細血管拡張など多岐にわたります。当クリニックでは20〜40%でph1.5〜3.5のものを症状や部位により選択して使用しています。
サリチル酸によるピーリング

 サリチル酸は角質除去作用が強く、中等症のニキビやニキビ跡の治療に用いています。ただし、ニキビ跡はサリチル酸ピーリングを行ってもツルツルにすることはできません。少しニキビ跡がなだらかになり肌質がやや改善する程度です。当クリニックでは5〜15%サリチル酸に5%乳酸を加えて使用しています。

 なお、当クリニックではサリチル酸マクロゴールによるピーリングは取り扱っておりません。
ケミカルピーリングを受ける前に

 毛剃りをされていたりや除毛剤を使用中の方またスクラブやパックをされている方などはしばらく中止してからピーリングを行います。単純ヘルペスの既往のある方、他施設でケミカルピールやレーザーピールをされことのある方およびフルーツ酸などのピーリング剤含有の製品を使用されている方は必ずお申し出ください。

ケミカルピーリング後の注意点

 1週間くらい皮膚に赤みが出たりカサカサしたりすることがあります。また、ニキビの方は一時的に悪化したように見える場合もあります。当クリニックでは色素沈着を予防するような薬や日焼け止めを外用してもらいます。色素沈着を予防する薬としてビタミンC誘導体のローションおよびゲルを用意しています。場合によってはトレチノイン、ハイドロキノンを使用していただくこともあります。日焼け止めは紫外線吸収剤を含んでいないものを使用していただきます。ピーリング後しばらくの間は戸外での長時間の作業、海水浴やスキーなどはひかえてもらいます。

費用

 ケミカルピーリングは自由診療で保険診療ではありません。
 保険診療と自由診療は同日に行うことができませんので、ご了解ください。
 自由診療ですのでそれぞれの施設で料金を設定しています。
 当クリニックではグリコール酸、サリチル酸ともに
 1回5000円(顔または背部)で行っております。
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